五感で味わう日本の文化。お茶の葉の変化と、昔ながらのお掃除体験
こんにちは、いづる保育園 上本町です。
いづる保育園は「日本の香りがする保育園」として、日々の生活の中に自然な形で和の文化を取り入れています。 今回は、2歳児のつる組さんが体験した、お茶室での特別な時間をご紹介します。
まずは「お茶の葉」とじっくり向き合う
お茶室での活動は、いきなりお茶を飲むことから始まるわけではありません。まずは淹れる前の「茶葉」そのものに触れてみました。
乾燥した茶葉を手のひらに乗せてじっと見つめたり、指先で触ってカサカサとした感触を確かめたり。鼻を近づけて、フワッと漂うお茶ならではの香りをじっくりと感じ取ります。

続いて、お茶を淹れる様子をみんなで見学しました。お湯を注ぐと心地よい音が響き、透明だったお湯が綺麗な緑色へと変化していきます。最後は、自分たちでそのお茶をいただき、口いっぱいに広がる豊かな風味を味わいました。







姿を変えた茶葉で、昔ながらのお掃除
美味しくお茶をいただいた後、子どもたちの目の前には、お湯を含んで柔らかくなった「出涸らし(でがらし)」の茶葉が登場しました。
さきほどのカサカサとした茶葉とは違い、水分を含んでふっくらとし、少しひんやりとした感触です。その変化に子どもたちも興味津々。 実はこの出涸らし、昔から日本に伝わるお掃除アイテム。



濡れた茶葉を畳にまいて集めるように掃くと、ホコリや汚れを優しく絡め取り、自然な除菌や消臭の効果もあると言われています。
五感をフルに使って「日本の心」を感じる
いづる保育園では、子どもたちが自ら触れ、感じ、表現する「感性」を育むことをねらいとしています。
今回の活動も、ただお茶を飲むだけでなく、茶葉の触感や香りの変化、お湯の音、お茶の味、そして畳を掃く感覚まで、まさに五感をフルに使った体験です。
「ひとつも無駄にせず、空間の美しさを保つ」 そんな素敵な掃除方法が文化として根付いている…。子どもたちは、茶葉の感触を楽しみながら、物を大切にする心や自然の恵みを肌で感じ取ってくれています。
お掃除が終わった後のお茶室は、とても清々しく、素晴らしい香りに包まれていました。 これからも、日本の豊かな文化や四季を通じた体験から、子どもたちの好奇心と感性を見守ってまいります。