- 2025.06.10
園内研修を行いました 〜対話の時間がもたらしてくれるもの〜
先日、職員で園内研修を行いました。
今回のテーマは【お散歩マニュアルの確認】。
子どもたちが安心して安全にお散歩ができるよう、マニュアルの内容をみんなで再確認するという目的で行ったのですが、実はそれ以上に大切な学びがあった時間になりました。
普段の保育現場は、子どもたちの命を預かる責任のある仕事。そのため、一人ひとりが常に気を張りながら動いています。もちろん、日々の保育の中でも声をかけ合うことはありますが、ゆっくり腰を据えて「どうしてる?」「どう感じてる?」と話し合う機会は意外と少ないものです。
今回の研修では、マニュアルの確認をしながら、それぞれの職員が感じていることや悩んでいること、工夫していることなど、普段はなかなか口にできないようなことも自然と話題にのぼりました。
例えば、
「まだまだ遊び足りない子への対応は他のクラスはどうしてる?」「保護者の方への声のかけ方って、連絡帳にも書いてるし…どこまで伝えたらいいのか迷うときがある」などなどそんな現場ならではのリアルな声が次々に出てきました。
それに対して、他の職員が
「私はこうしてるよ」
「こんなふうにすると子どもも落ち着くよ」
と自分の経験をシェアしてくれて、
「あぁ、自分だけじゃなかったんだ」
「その方法、今度やってみよう」
と、互いに支え合い、学び合える場になりました。
お散歩マニュアルの確認というテーマから、気づけば保育全般に関わる大切な話や、お互いの気持ちに寄り添う時間へと広がっていき、私たち職員にとってとても濃厚で意味のあるひとときとなりました。
普段できないからこそ、この“対話の時間”は本当に貴重で保育以外でも、こうして互いを見つめ合い、思いを伝え合う時間があることで、より良いチームづくりや、子どもたちへの温かな保育にもつながっていくのだと実感しました。
これからも、こうした時間を大切にしながら、職員同士も支え合い、子どもたちにとって安心できる園づくりを目指していきたいと思います。