- 2025.09.24
午睡中のサプライズ!小さな来訪者からの贈り物
夏の日差しが降り注ぐ午後、子どもたちが午睡中のできごと。
保育室では静かな寝息が聞こえ、午前中の水遊びに使った道具の片付けが始まっていました。
ホースを巻いたり、バケツを拭いたり…何気ない作業の中、ふっと降りてきたのは、一匹のトンボです。
都会の真ん中にあるいづる保育園ですが、こうして時折、自然が顔を出す瞬間があります。
そっと、ゆっくり手を差し出すと、トンボは警戒する様子もなく、すうっとその指先に止まってくれました。
薄く透き通った羽を休め、じっと止まっているその姿。
突然のサプライズに、その場にいた職員は思わず顔を見合わせました。
「子どもたちが起きていたら、どんなことを感じてくれたかな」
じっと見つめたり、「触ってみたい!」と指を伸ばしたりしたかもしれません。そんな子どもたちの様子を想像せずにはいられませんでした。
子どもたちが午睡中だったことが残念ですが、その感動的な瞬間をカメラに収め、子どもたちにも後でこの小さな出会いを伝えようと決めました。
いづる保育園では、子どもたちの「なぜ?」「どうして?」という気持ちを大切にしています。
私たち職員自身もまた、子どもたちと同じように、日々の小さな発見や、美しいものに心を動かされる感受性を持ち続けていたいと思っています。
虫との出会いや、季節の移ろい、空の色や雨の音…。
大人も子どもも関係なく、五感で感じる世界は、私たちにたくさんの気づきを与えてくれます。
私たち大人も、子どもたちと一緒に、これからもたくさんの「わくわく」を見つけていきたいと思います。
