- 2025.10.01
愛着形成の土台を築く、小規模園の特徴
0歳から2歳の時期は、子どもたちにとって、特に重要な時期です。
なぜなら、この時期に築かれる特定の大人との「愛着形成」が、その後の学習意欲や人間関係、自分を信じる力など、すべてにおける「心の土台」になるからです。
「愛着形成」の鍵は、周りの大人との“積み重ね”
愛着は、周りの大人が、自分の気持ちに応えてくれるという経験を何度も積み重ねることで育まれます。
子どもたちは、「自分のサインが伝わった!」という安心感の繰り返しで、「この人は信頼できる」「自分は愛されている」という安心を感じ、自己肯定感を育んでいきます。
そして、子どもたちの愛着を築くうえで、メリットが多いのが小規模園。
小規模園とはどんな保育園?
0歳から2歳児を対象とした、概ね定員が19名以下の保育園のことをいいます。
企業主導型の小規模園とは?
企業主導型保育園とは、認可保育施設と同様の基準を満たし、国からの補助を受けている「認可外保育施設」に位置づけられます。その中で、0歳から2歳までの子どもたちを対象とした19名以下の保育園のことをいいます。
申し込みは園との直接の契約になります。認可保育園で必要な自治体への応募、抽選などの手続きがなく、早期に保育園を確定させることができるのがメリットです。
- メリット:特色のある保育
企業主導型保育園は認可園以上に保護者の方に選んでいただく必要があるため、各施設さまざまな特色のある保育をしていることが多いです。
- メリット:「保活」のストレスからの解放
自治体の選考結果を待つ必要がなく、園の見学などを通じて「この園がいいな」と思ったら、直接その園に入園を申し込むことができます。複雑な点数計算や、希望の園に入れるかわからないという不安から解放され、ご自身の目で見て納得した園を選ぶことができます。
企業主導型保育園も、非課税世帯は無償化の対象になります。
なぜ小規模園が「愛着形成」に最適な環境なのか
「大人との信頼関係」を築く上で、小規模保育園の環境はメリットになります。
理由1:手厚い保育環境
小規模園は、定員が少ないため、保育士が子どもたち一人ひとりをしっかり見ることができます。
そのような環境のなかで、子どもたちは保育士に安心して甘えたり、気持ちを表現したりすることができます。保育士もまた、一人ひとりの個性、小さな変化にも気づきやすく、きめ細やかな保育が可能になります。
理由2:心が落ち着く「自分の家のような」環境
小規模保育園の家庭的で落ち着いた雰囲気は、子どもたちの心を安定させます。
心が安定しているからこそ、子どもは周りの大人を信頼し、安心して愛着を育んでいくことができます。また、定員が少ないことで、保護者の方とも密に連携がとれ、子どもたちの様子を共有しながら成長を見守っていくことができます。
理由3:安心できる場所があるから、外の世界へ一歩踏み出せる
子どもは、安心できる場所があるからこそ、好奇心を持って外の世界へ冒険に出かけられます。
公園へのお散歩も、信頼する大人がそばにいてくれるから、子どもたちは安心して新しい発見を楽しみます。 そして、少し不安になったらすぐに安心できるところへ戻れる。この繰り返しが、子どもの探求心と、愛着の両方を強くしていきます。
まとめ:小規模園で育まれる、安心できる「心の土台」
0歳から2歳の時期に大切なのは「自分は世界に受け入れられている」と感じられる安心感。
小規模園は、子どもたちにとって重要な「愛着形成」をつくるのに最適な場所といえます。
いづる保育園上本町は、企業主導型の小規模園です。日々、職員が子どもたちと触れ合う中で、愛着形成を大切に保育をしています。ぜひ一度、子どもたちの様子をみてきてくださいね。